倭国大乱 

『後漢書』「東夷列伝」に「倭国大乱。長く主がいなかったが、鬼道をつかう卑弥呼という女性を王にした」と記されている。弥生時代には米づくりのムラが小さな国々になり、戦いあうようになった。

それについては、水田の適地や蓄えられた米を奪うために戦うようになったと説明されるが、好んで戦うわけはなく、戦わねばならない事情があったはずである。

米づくりによって食糧が増えると、人口も増える。しかし、毎年安定して収穫できるわけではない。米づくりの広まりは大飢饉の発生という危機をももたらしたとみなければならない。

そんな危機のときには、他のムラを襲ってでも食糧を奪おうとするだろう。戦いは戦いをよび、「倭国大乱」に到ったと考えられる。その過程で、いわゆる「王権」が誕生し、「ムラ」から「クニ」への変化が起こったのだろう。


王権の誕生 クリックで拡大します。
1巻p12-13

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(大角修)

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