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日本仏教史基本史料増刷 

『日本仏教史入門─基本資料で読む』(角川選書2009)が増刷・配本されました。近年、本の寿命がどんどん短くなるなかで、長く売れるのは嬉しいことです。

この本は「日本史の資料集」は各種あるのに仏教史の資料集がないという要望があったために制作しました。一部の仏教系大学で概論の教科書に使っていただいています。

それぞれの資料の原文(ただし漢文は読み下し)・現代語訳・語注を原則1見開きに収めるため、編集にはたいへん手間がかかりました。

やってみると、仏教史の解説を読むより、その時代ごとの文献を読んだほうが、よく理解できることを実感しました。

例として仏教史の大きなターニングポイントになった平安時代末期、いわゆる鎌倉新仏教が生まれてきたころの文献をあげます。名前は一般の日本史の教科書や本でもなじみのものですが、たぶん、栄西の『興禅護国論』などはあまり読まれていないものです。また、実際に読んでみると、今日の禅のイメージとはかなり異なることもわかります。

以下のページは連続です。画像はクリックで拡大します。

建永の法難(承元の法難)『愚管抄』
仏教史資料p192

法然の七箇条制誡
仏教史資料p194

興福寺奏状
仏教史資料p196

興禅護国論
仏教史資料p198 仏教史資料p200

この本は角川選書の中ではもっともページが多い本のひとつですが、もちろん、抜粋は一部で、取り上げる文献にも限りがあります。この時期については「興福寺奏状」を書いた貞慶の『愚迷発心集』も取り上げたかったもので、そこには貞慶が法然と同じく遁世僧であったことが記されています。

貞慶の『愚迷発心集』は『浄土三部経と地獄・極楽の事典 信仰・歴史・文学(春秋社2013)に取り上げました。次に紹介します。☞解脱上人貞慶の『愚迷発心集』と明恵『摧邪輪』

また、『法華経の事典 信仰・歴史・文学(春秋社2011)『法華経の御利益・功徳事典』(学研2012)など、この資料集から特定のテーマで補足・編集したものです


☞著作リスト
☞『日本仏教史入門─基本資料で読む』

(大角修)

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